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プロが勧める季節の花ベスト4!!

プロが勧める季節の花ベスト4!!

母の日も終わり、だんだん春の花から夏の花に切り替わる時期になってきました。
ここでは、そんな微妙な季節にオススメの花をご紹介します♪

あじさい(ハイドランジア)

日本のあじさい(ホンアジサイ)は、ガクアジサイを品種改良した園芸品種で古くからあり、万葉集にも詠まれています。
紫陽花という漢字は、唐の詩人白居易が、別の花につけた名前が誤って広まったそうです。
あじさいは、土壌のPH値によって花の色が変わり、酸性なら青、アルカリ性なら赤になるというのは有名な話です。色は、ピンク、青、紫、グリーンなどがあります。
一方、ヨーロッパなど海外で品種改良されたものは、セイヨウアジサイと呼ばれ、微妙な色あいが人気です。
私的には日本のものをあじさい、外国のモノをハイドランジアと呼んで区別していますが、両方まとめてハイドランジアと呼んだ方が、わかりやすいかもしれません。
広義のアジサイ属で考えると、カシワバアジサイや、ウツギ、バイカウツギなども含まれるので注意が必要です。
切花のあじさいは水が下がりやすいので、糖分を多めにした栄養剤がおすすめです♪




しゃくやく

しゃくやく(芍薬)はアジア大陸東北部の原産で、ボタン属ボタン科の多年草。
色は、赤、白、ピンク、黄色などがある。
江戸時代には、茶花として鑑賞され品種改良された、古典園芸植物でもある。また、18世紀前半にはヨーロッパでも品種改良が行われ、日本のものを和しゃくやく、ヨーロッパのものを洋しゃくやくと呼びます。
しゃくやくの根は生薬になり、葛根湯など多くの漢方に配合されている。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という都々逸も有名です。
芍薬と牡丹は、同じボタン属ボタン科で花が似ていますが、
芍薬は宿根草、つまり草で、牡丹は花木です。
ところが英語では、ボタン属の花全般をピオニーと呼ぶので、両者は区別されないそうです。日本人は繊細ですねー
花屋さんに出回るのは、だいたい4月中旬~6月で、なかなか花が咲かなかったりするので、意外と長持ちです。
芍薬の花が全然咲かない時に、花びらのがくの部分を何枚かむいてあげると、花が咲きやすくなります。また、花びらに樹液のようなものがついて、花が咲かない場合もありますので、その場合は濡れたタオルで花びらを拭きましょう。


ギガンジューム

ギガンジュームはネギ科ネギ属の花で中央アジア原産、にんにくやネギの仲間です。別名「ネギ坊主」とも呼ばれています。
学名のアリウムはニンニクを意味するラテン語だそうです。
そういう訳で、この花も少しネギの匂いがします(笑)
正式名称はアリウム・ギガンテウム。アリウムの仲間には約700の野生種があります、多いですねー
つぼみの状態から考えると、お花が満開になって、真ん丸になるまで結構長持ちしますね。
花自体が大きいので、大きな花瓶に活けたり、会場装飾に使ったりもします。



デルフィニューム

デルフィニュームはキンポウゲ科の花で、長い花穂が華やかなエラータム系と、スプレータイプのシネンシス系、両者の中間タイプであるベラドンナ系の3つに分類されます。(写真はシネンシス系です)原産地は、ヨーロッパのアルプス山脈などの山岳地帯や、シベリア、モンゴル、中国などです。
野生種は冷涼な高地に自生する宿根草ですが、日本の高温多湿な夏を乗り切れない事が多いので、園芸的には1年草として扱われます。
初夏が旬の花ですが、暑さに弱いです。色は、白、青、紫、ピンク、黄色などがあります。
青い花は少ないので、花屋的には貴重な花ですね♪

まとめ

いかがだったでしょうか?
花には旬があって、その季節しか出回らないものもあります。
これから梅雨の時期になりますが、お部屋に季節の花を飾って、気分をリフレッシュして頂ければと思います。

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