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クリスマスの花

クリスマスの花

クリスマスといえばどんなお花を思い浮かべますか?
まず、真っ先に思いつくのが、ポインセチアやシクラメンでしょうか。
赤や白、緑にゴールドなどが、クリスマスカラーになります。
ここでは、色々なクリスマスにまつわる花を紹介します。

ポインセチアについて

ポインセチアは、メキシコなど中南米が原産の、トウダイグサ科の植物です。
ポインセチアという名前は、アメリカの初代駐メキシコ大使であるポインセット氏の名前に由来しています。
ポインセット氏は、メキシコで自生していたポインセチアを見つけ、帰国の際にアメリカに持ち帰り普及させました。
16世紀頃からはキリスト教会の供花に使われ、17世紀頃になるとクリスマスフラワーとして定着しました。
その理由は、ポインセチアはクリスマスカラーをすべて含んでいるためと言われています。
クリスマスカラーとは赤・白・緑の3色であり、
ポインセチアは苞(ほう)が赤、葉が緑、樹液が白の3色。各色の意味は「赤=キリストの流した血・および神の愛」
「白=純潔」「緑=冬でも繁る常緑樹から転じて永遠の命・愛」とされています。
ポインセチアには、「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」などの花言葉があります。
クリスマスにぴったりの、胸の高鳴りや幸福感を表した花言葉だといえるでしょう。
ただし、これらは赤いポインセチアが持つ花言葉です。ポインセチアの花言葉は、色によって違います。

ポインセチアは冬に出てくる鉢物ですが、実は寒さに弱いです。
なるべく暖かい所に置いて、最低温度10℃以上で管理するようにしましょう。
また、ポインセチアは湿気を嫌います。水をやり過ぎると根腐れの原因になりますので、
土の表面が乾いてから2〜3日後ぐらいがよいようです。
水やりは、花や葉っぱにかからないように、根元にあげましょう。

ポインセチアは、日が短くなると花芽ができる短日植物で、
夕方から朝の8時ぐらいまで、ダンボールなどをかぶせて日光を遮り、日が短くなったと勘違いさせる短日処理します。
この短日処理をしないと、苞が赤くならないので、
一般の方が、翌年も赤い花を楽しむのは少し難しいかもしれません。

シクラメンについて

シクラメンは、サクラソウ科シクラメン属で、
元々は地中海沿岸の原産。毒があるにもかかわらず
大昔は食用とされていたそうです。
日本には明治時代に伝わり、日本の鉢植え植物では生産量がトップで、
冬の代表的な鉢物です。
「かがり火花」や「豚の饅頭」などの別名もあります。
普通の室内用のシクラメンの他に、庭で育てるガーデンシクラメン、香りが良い芳香性シクラメンなどがあります。
室内用のシクラメンは寒さに弱いので、庭に植えると枯れてしまいますが、ガーデンシクラメンは寒さに強いです。
シクラメンの花言葉は、「清純」「内気」「嫉妬」など、ごれも色によって違います。
室内用のシクラメンの水やりは、上から直接球根にかけると株が弱るので、最近は底面給水方式のものが多いです。
生育に適した温度は15~20℃くらいで、暑すぎず、寒すぎずくらいがちょうどいいです。
冬の暖房が効いた部屋では、少し置き場所を考えましょう。
花が咲き終わったら、茎の根本から摘み取りましょう。
これをこまめにやると、また新しい花が咲いてきます。
シクラメン独特の、葉を組み合わせる「葉組み」を行うと
つぼみの生育が良くなります。

ヒヤシンスについて

ヒヤシンス(風信子)は、ユリ科ヒアシンス属の球根性多年草で
地中海東部の原産。秋植え春咲きの球根植物で、
その特徴は、甘い香りと花色の豊富さです。
ヒヤシンスの名前は、ギリシャ神話のヒュアキントスに由来するそうです。
ダッチ系とローマン系があり、私たちが普段見ているのは、ほとんどがダッチ系ヒヤシンスです。
皆さんよくご存じかと思いますが、この花は土を使わず水耕栽培で育てるもできます。
日本には、江戸時代にチューリップと一緒に渡来しました。
花言葉は「悲しみ」「控えめな愛」「しとやかなかわいらしさ」など、
これも色によって違います。
ヒヤシンスは耐寒性もあり、比較的育てやすい植物です。
球根で育てる場合は、重さがあって、傷のない大きな球根がオススメです。
ヒヤシンスは、「冬の寒さに耐え春に花を咲かせる」植物。寒さに当たらないと、きれいな花が咲かせられませんので注意しましょう。
水やりは、土の表面が乾いたら、鉢の底から水が流れ出るほどたっぷりと水やりをしてください。
北欧やヨーロッパでは、球根をクリスマスマーケットで買ってきて、クリスマスに花を咲かせる習慣があるようです。
12月にヒヤシンスを買ってきて、北欧風のクリスマスを過ごすのも素敵ですね。

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